Media Expression, Learning and Literacy Project
on Interfaculty Initiative in Information Studies, The University of Tokyo



 【記録】 メルプロジェクト・シンポジウム2005:メルプロジェクトの協奏
 【Report】 MELL Project Symposium 2005: Concerto of the MELL


「東京宣言」パネルディスカッション 「メルまんだら」ワークショップ 「メルまんだら」ワークショップ
会場参加者 「Media Bazaar!」ワークショップ 「Media Bazaar!」ワークショップ
MELL Project Symposium 2005: Concerto of the MELL

月19・20日、メルシンポジウム2005「メルプロジェクトの協奏」が行われ、約250名のみなさんにご参加いただきました。ありがとうございました。
 「日常から切り離された別の世界の時間だった」――シンポジウム終了後、いく人もの方から興奮交じりにこんな感想をいただきました。多くの人にとって、場所や時間の感覚を失うほど没頭し、無我夢中となる2日間だったようです。本年度は、連日ワークショップが開催され、頭ばかりでなく手足を動かし身体ごと参加するようデザインされていました。会場の参加者にとってシンポジウムは、メルプロジェクトの報告や発表を単に聞いたり、受け止めるだけの場ではなく、自分自身も関与して創り上げていく、“協奏”のメディアとなっていたのではないかと思います。
 さて、一体どのような調べが奏でられたのか? 記録班より当日の模様のご報告です。 【村井明日香、土屋祐子】
(撮影協力・総括セクション「リポーター」の三浦伸也、佐野彰、清水宣隆、古川柳子、中野真依)
The MELL Project Symposium 2005 "Concerto of the MELL" was held in Tokyo on 19 - 20 February, attended by over 250 people. Thank you so much for your support. The following is the report of what we did in those 2 days. 【By Asuka MURAI and Yuko TSUCHIYA】

■2月19日(土) Sat, 2/19/05
Annual Report
10:00〜10:30 年間報告「メルプロジェクトの2004年」 Annual Report: MELL Project 2004
【登壇者】崔銀姫= Eunheui CHOI (北海道東海大学)・坂田邦子= Kuniko SAKATA (東北大学)・小川明子= Akiko OGAWA (愛知淑徳大学)
 9つのサブプロジェクトと4つの関連プロジェクト、夏に行われた合宿、刊行物、月1回開催されている公開研究会など、04年度一年間の活動が総括されました。

「メディア表現、学びとリテラシー:メルプロジェクト東京宣言!」
10:45〜15:00 「メディア表現、学びとリテラシー:メルプロジェクト東京宣言!」
  Media Expression, Learning and Literacy: MELL Project Tokyo Deciaration!
【コーディネーター】山内祐平= Yuhei YAMAUCHI (東京大学)
【登壇者】呉翠珍= Sophia WU (台湾政治大学)、ジョン・ヒョンソン= Heyon-Seon JEONG (韓国京仁教育大学)、劉雪雁= Xueyan LIU (財・国際通信経済研究所)、水越伸= Shin MIZUKOSHI (東京大学)
【コメンテーター】桂英史= Eishi KATSURA (東京藝術大学)、佐倉統= Osamu SAKURA (東京大学)
 台湾・韓国・中国・日本、東アジアのメディア・リテラシー研究者が集結し、各国の現状を報告、抱える課題を提起しました。一国に閉じることなく、混生的文化の中議論を積み重ねて、「メディア表現、学びとリテラシー」をめぐる研究と実践のビジョンを描き、1年後に「メルプロジェクト東京宣言!」を出すことが呼びかけられました。

「メルまんだら」
15:15〜17:45 メルメンバー総出演「メルまんだら」
  MELL MANDALA: With all MELL menbers and supporters
【登壇者】メルプロジェクト・メンバー= Menbers of MELL project (全国各地から数十名が集結!)
【企画運営】安斎利洋= Toshihiro ANZAI &中村理恵子= Rieko NAKAMURA (連画プロジェクト)・林田真心子= Mamiko HAYASHIDA &鳥海希世子= Kiyoko TORIUMI (MoDeプロジェクト)ほか
 「メルまんだら」は写真画像や矢印のサインを用い、ウェブサイト上に人や活動、またその関係性を映し出すユニークなコミュニケーションツールです。メルメンバーの人となりや手がけているプロジェクトを紹介すると同時に、「まんだら」をつくる過程自体が、人や活動をネットワークしていく仕掛けとなっています。当日は、200枚を超えるメルメンバー情報(「リーフ」)が貼られた「まんだら」が披露され、さらに会場の人ともつながっていくワークショップが開催されました。 詳細報告へ>>

「パーティ!パーティ!」
18:00〜19:30 パーティ!パーティ!(懇親会) Party! Party!
 お酒でのどをうるおせば、肩の力も抜けて率直な話もできるというもの。こうした交流が一番大事だという人も多いかもしれません。今年もシンポジウムの出席者は、研究者・マスコミ人・教師・NPOスタッフ・学生と幅広く、日頃は手の届かない情報を教えあったり、意見を交わしたり、新しい出会いを求めたり、旧交を温めたりと、大いに盛り上がりました。


■2月20日(日) Sun, 2/20/05
「送り手と受け手の対話ワークショップ」
10:00〜12:30 [セッション1] 送り手と受け手の対話ワークショップ
  [Session1] A Dialogue between Broadcaster and Citizens
【コーディネーター】境真理子= Mariko SAKAI (日本科学未来館)
【登壇者】長谷川一= Hajime HASEGAWA (東大大学院)・宮田雅子= Masako MIYATA (同左)・佐藤翔子= Shoko SATO (多摩美大学院)ほか
【コメンテーター】陳世敏= Shin-Min CHEN (台湾政治大学)ほか
 第2期民放連メディアリテラシー・プロジェクトの成果報告と、それを踏まえた専門家と非専門家を結ぶ科学技術コミュニケーションやミュージアムという公共的文化施設の社会的意義、ワークショップのデザインなどといった諸問題の相関を議論。

「Mode」
10:00〜12:30 [セッション2] モバイリング&デザイニング:モバイル・メディアの文化とリテラシー研究
  [Session2] Mobiling and Designing: A developmental study on media culture and literacy
【コーディネーター】水越伸= Shin MIZUKOSHI (東京大学)
【登壇者】伊藤昌亮= Masaaki ITO &林田真心子= Mamiko HAYASHIDA &鳥海希世子= Kiyoko TOROIUMI (東大大学院=MoDeプロジェクト)、安斎利洋= Toshihiro ANZAI &中村理恵子= Rieko NAKAMURA (連画プロジェクト)、アスケ・ダム=Aske Dam
【コメンテーター】武田徹= Toru TAKEDA (ジャーナリスト)
 メルの関連プロジェクトであるモバイリング&デザイニング(MoDe)は、単にケータイの研究であることに留まらず、ケータイを通して新たな実践的メディア研究のあり方を模索すると同時に、メディア・リテラシーの根本に迫る契機をはらんでいます。MoDeの一年を振り返り、その意義と課題をデッサンしました。

「メディア・バザール2005」
13:30〜15:45 メディア・バザール2005:仁義なき商い
  Media Bazaar 2005: A Rentless Commerce
【企画運営】上田信行= Nobuyuki UEDA (同志社女子大学)・長谷川一= Hajime HASEGAWA (東大大学院)・伊藤昌亮= Masaaki ITO (同左)・宮田雅子= Masako MIYATA (同左)・水島久光= Hisamitsu MIZUSHIMA (東海大学)・佐藤翔子= Shoko SATO (多摩美大学院)・ 飯田豊= Yutaka IIDA (東大大学院)ほか
 昨年のシンポジウムで大好評を得たメディアバザールが帰ってきました! 本やビデオだけでなく、アイディアなどカタチをとらないものまでも対象とし、今の流通システムからはみ出た“商い”の場を生み出すことで、オルタナティブなメディア活動をつなげます。今年のバザールはナイトマーケットをメタファーに、歌の大好きな占い師やひたらすらしゃべり続けるDJ、マトリックス風の無口なウェイターらがみなさんを導きます。 詳細報告へ>>

総括討論
16:00〜16:30 総括討論 - Reflection -
【コーディネーター】伊藤昌亮= Masaaki ITO ・長谷川一= Hajime HASEGAWA ・水島久光= Hisamitsu MIZUSHIMA
【登壇者(リポーター)】三浦伸也= Shinya MIURA・佐野彰= Akira SANO・清水宣隆= Nobutaka SHIMIZU・古川柳子= Ryuko FURUKAWA・中野真依= Mai NAKANO
 このシンポジウムでは、各セッションにリポーターが潜り込んでいました。彼らから客観的視点に立ったコメント・評価を報告してもらい、2日間の取り組みを振り返りました。

◆MELL Project シンポジウム2005 実行チーム
総括:村田麻里子   財務:松井貴子   広報:境真理子   報告書:氏原茂将・八重樫文   ポスター:八重樫文
ロジ・通訳:河西由美子・黄朝熙・劉雪雁   技術・会場・運搬:飯田豊・加島卓・中村豊・古川柳子
記録:土屋祐子・林直哉・村井明日香   受付:折茂美保・佐藤早苗   懇親会:佐藤早苗